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※体験版ver.2収録部分になります。

第二章-尊視点-
※悠と体の関係を持ってしまったことを、雅十に指摘され……。

俺のベルトを勝手に外しジッパーを下ろす雅十さんの手を止めようとするも、ただ雅十さんへと手を添えているだけでまるで意味を成さない。
【尊】
「あ……あの、雅十さ……。こんな場所で……っ」
【雅十】
「場所だけなんだ? 問題は」
【雅十】
「……なにかあれば俺が庇ってあげる。無理やりされたって言ってくれていい」
そう言うと、雅十さんは強引に俺の片足をズボンから引き抜いてしまう。
【尊】
「っ……さすがに、こんな脱ぐのは……っ」
【雅十】
「ああ、いやらしくてすごくイイ」
雅十さんは、さっきまで布越しに撫でていた俺のものへと直接指先を絡める。
【尊】
「ま……待って……っ」
【雅十】
「待つ? なんで? すごい完全に勃起してんのによくそんなこと言えるね」
【雅十】
「昨日したんだろ? 若いな。それとも悠とじゃ物足りなかった?」
(外でこんなことされるなんて……)
ダメだと思えば思うほど、まるで興奮しているみたいに心臓が高鳴っていく。
【雅十】
「悠なんかより、良くしてやるよ」
雅十さんの吐息が耳元をくすぐる。
ゆっくりと擦り上げられ、俺の体は反射的に跳ね上がった。
【尊】
「は……ぁっ……ダメですって……雅十さ」
【雅十】
「それで? 中途半端な状態でやめて、尊は勃起したまま電車で帰るの? それともどっかトイレで1人で抜いて来る?」
雅十さんの手が、リズミカルに俺の熱を高めるよう蠢く。
人に掴まれるのが初めてというわけでもないけれど、こんなにも的確に快感を引き出されるのは初めてだ。
【尊】
「ふっ……ぁっ……ん! んっ」
自分の手とは違う……それなのに自分の手みたいに俺の体を知り尽くしていて、頭が混乱する。
(違う……俺の手以上だ……)
【尊】
「ぅあっ……ん! ぅンっ! あっ」
【雅十】
「まさかそういうかわいい声、他の女や悠にも聞かせた?」
(こんな声、いつもは出ないのに……っ)
それもそのはず、こんな風に手で俺をイかせようだなんてしてくる相手はいなかった。
その上、まるで俺の反応を観察するよう雅十さんの視線が突き刺さる。
【尊】
「ぁっ……んぅっ! んっ」
【雅十】
「教えてよ、尊。いつもこんないやらしい声、出しちゃうの?」
【尊】
「んっ! ん、違ぁっ……」
【雅十】
「じゃあ、俺に擦られて、気持ちよくて声出ちゃうんだ?」
楽しそうな雅十さんの口調は、まるで俺をからかっているみたいで、羞恥心を煽られる。
【尊】
「はぁっ……ぅんんっ! やっ」
【雅十】
「ああ、殺さなくていい。もっと鳴きなよ。……もう少し強くしようか?」
【尊】
「ぁあっ! んっ! んぅっ……だめ……ぅあっ、雅十さっ」
【雅十】
「なに?」
【尊】
「やっ……それっ……だめっ……」
【雅十】
「少し前まで体ガチガチでなんにも言えなかったのに。慣れて来た?」
雅十さんの言う通り、少し前まで感じていた痴漢に襲われているような緊張感はもう無くなっていた。
というより、そんなことを考える余裕がないくらい体の熱を高められていく。
(このままじゃ、雅十さんの手で……っ)
雅十さんは俺のことをイかせるつもりなのだろうし、俺だってこのまま止められるのがいいと思っているわけじゃない。
それでも、俺とは対照的に冷静な雅十さんに見られることには抵抗があった。
【雅十】
「尊が我慢してるから、先走りの液がすごい溢れて音してる……。聞こえる?」
俺は、雅十さんの言葉を理解し首を横に振る。
【雅十】
「そう? 女の子みたいに、くちゅくちゅいやらしい音出てるんだけど」
【尊】
「やっ……やぁっ! ん、雅十さっ……」
【雅十】
「そんな蕩けた顔、悠にも見せたの?」
こんなにじっくりと感じている自分の顔を見られたこともいままでにない。
(うわ……めちゃくちゃ恥ずかしい)
【尊】
「はぁっ……あっ、んっ! んぅっ!」
【雅十】
「ああ……声も、だいぶ良くなってきたね、尊。……イきそう?」
【尊】
「ひぅっ……はぁっあっ……んっ」
小さく体が震え、雅十さんの手の動きに合わせて腰が浮き上がってしまう。
直後、力強く根本から搾り取るよう擦り上げられ、限界を迎える。
【尊】
「あっん、んぅんんーーっ!!」
ビクビクと震え上がり、イってしまう俺の耳元で雅十さんが小さく笑う。
【雅十】
「あー……派手にイったね。尊」
【尊】
「あ……っ……くっ」
ゆっくりと手を止められても、しばらくビュクビュクと俺の中から白濁の液が溢れていた。
(もう……最悪だ……)

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